【2024年攻略法】大阪市の個性豊かなエリアを知り、注文住宅をスムーズに建てるためのポイント
公開:2024.09.06 更新:2024.09.06大阪市、多彩な魅力が広がる水の都。24の区からなり、淀川や神崎川が市街を彩ります。広大な緑地公園や四季折々の自然が楽しめ、各区は独自の個性を持つ住み心地の良いエリアです。2023年に約276万人に回復した人口は、中心の区で5~10%の増加を見せ、大阪の魅力に引き込まれた転入者が多いことを示しています。
また、大阪の食文化は「粉もの」に象徴され、たこ焼きやお好み焼きなど名物が満載。エリアごとに異なる特徴も魅力のひとつ。東西南北それぞれが洗練された景観や活気ある街並みで個性を発揮。多様性あふれる大阪市での生活が、ますます人気を集めています。
目次
大阪市の魅力とは?
大阪市は24の区から成り、西側は海に面し、市街地を淀川や神崎川などの大きな河川が流れる水の都として知られています。広大な緑地公園が点在し、四季折々の自然を楽しむことができるスポットも多いです。
大阪市と一括りにしても、北区の巨大な駅ターミナルを中心にしたエリアや、繁華街で有名な中央区、下町情緒漂う都島区など、各区が独自の特徴や雰囲気を持っています。
人口
2000年には約260万人まで減少した大阪市の人口が、2023年には約276万人に回復しました。特に北区や中央区など都心の6つの区では、5~10%もの増加が見られています。この人口増加は、市内に移り住む転入者が多いことを示しており、その数は東京を上回り全国最多となっています。利便性が高く住みやすい都市として、多くの人が大阪市内での生活を希望していることを示す兆候と言えるでしょう。
名物
大阪市の地域的な特徴は、何よりも豊かな食文化でしょう。特に有名なのは「粉もの」と呼ばれる料理で、代表的なものにたこ焼きやお好み焼きがあります。また、マイナーながらも興味深い料理も存在します。
例えば、お好み焼きに焼きそばを組み合わせて焼いた「モダン焼き」や、小麦の生地にイカを加え、鉄板でプレスして焼き上げる「イカ焼き」などが挙げられます。
エリアごとの特徴
大阪市は、地域ごとに異なる特徴を有しています。ここでは、市内を東西南北の4つのエリアに分けてその特徴をご紹介します。
北
大阪市北部の地域を指し、通常は梅田、中之島、北新地、堂島などが含まれます。JRや地下鉄、私鉄などの主要な鉄道駅が集まるターミナルシティであり、関西を代表する繁華街とビジネス街でもあります。
北には3つの総合百貨店と多くのショッピングビルが連なり、日々多くの人が行き交う大都会です。洗練された景観と美しく整備された街並みが特徴です。
南
大阪市中央区に位置する南は、難波、心斎橋、道頓堀、千日前を中心とした関西有数の繁華街であり、アジアでも屈指の観光スポットです。南エリア内でも、歓楽街の「東心斎橋」や若者のたまり場となる「アメリカ村」、さらに南側の「難波」エリアでは雰囲気や特徴が異なります。
また、心斎橋筋商店街を北上すると、企業ビルが多く建ち並ぶオフィス街の「本町」と、卸問屋が立ち並ぶ「南船場」が広がります。逆に難波から南下すると、電気街の「日本橋」と大阪グルメを支える「黒門市場」が現れます。
交通環境は、地下鉄御堂筋線を中心に地下鉄各線、南海線、近鉄線、JRなどが利用可能です。南海電車には関空直結の路線もあり、出張や旅行にも便利なエリアと言えます。
東
大阪市の東エリアは、主に「都島区」「城東区」「東淀川区」などを指し、北や南と比較して、下町情緒が残る住宅地域です。
単身者に人気の「都島区」はお花見の名所で、大川沿いに位置しています。また、工場跡地では高層マンションの建設が盛んです。このエリアはJR環状線を中心に、京阪線、地下鉄谷町線、長堀鶴見緑地線が通っており、生活・交通ともに利便性が高い特徴があります。
西
大阪市の西側は、「西区」「福島区」「此花区」など、ベイエリアを含む地域で、今や大阪を代表する娯楽スポットである「ユニバーサルスタジオジャパン」が立地しています。
「西区」には京セラドームが鎮座し、日本最古の区としても知られています。都心部の新町や堀江では、高層住宅地の再開発が進行中で、多くの高級マンションが立ち並び、静かで穏やかな生活が叶う地域として人気があり、年々人口が増加しています。
また、交通の便も良く、地下鉄四つ橋線、中央線、千日前線、長堀鶴見緑地線、阪神線など、多くの路線がこのエリアを縦横に繋いでいます。
注文住宅とは?注文住宅の種類と建売住宅との違い
注文住宅とは、建築やデザインなど、住宅に関する様々な要素を、建築主が自分の希望や要望に合わせてカスタマイズできる住宅のことです。一般的な一戸建て住宅やマンションと異なり、建築プロセスが進む中で、建築主が設計や仕様を選択し、自分の理想の住まいを実現できます。
また注文住宅は一般的に、建築会社やハウスメーカーに発注し、土地の選定から設計、建築、引き渡しまでを一貫して行います。建築主のライフスタイルや好みに合わせて、間取りや外観、素材、設備などを自由に選ぶことができるため、より個性的で理想的な住まいを実現することが可能です。
注文住宅には、「フルオーダー住宅」と「セミオーダー住宅」の2つのタイプがあります。
フルオーダー住宅
フルオーダー住宅は、建築に関わる全ての要素、例えば使用する木材や断熱材、窓の種類など、すべての仕様について、建築主が指定して計画される住宅を指します。このタイプの住宅では、建築に関する高い知識が求められ、手間がかかることが一般的です。
ただし、その分自由度は非常に高く、完成する住宅は建築主の完全な希望や好みに合致します。独自で世界にひとつだけの住まいを実現できる点が最大のメリットと言えます。
一方で、フルオーダー住宅は完成までに時間がかかり、手間もかかる傾向があります。そのため、資金と時間に余裕があり、最高品質を求める人向けの建築方法と言えるでしょう。
セミオーダー住宅
セミオーダー住宅は、基本的な仕様があらかじめ決まっている形態です。
フルオーダー住宅がすべての要素を建築主が指定するのに対し、セミオーダー住宅では風呂や洗面台、トイレ、キッチンなどの住宅設備の色や外壁の色など、一部を依頼者が選択できる仕組みが取られます。
もちろん、セミオーダー住宅でも間取りは建築主が決めることができ、必要に応じて設備のグレードアップ・ダウンも可能です。
フルオーダー住宅が建築知識と豊富な資金が必要とされる一方で、セミオーダー住宅は注文住宅の中で選択肢が多く、多くの人に選ばれていると言われています。
建売住宅との違い
一戸建て住宅は、「注文住宅」と「建売住宅」の2つに分類されます。
注文住宅は建築士による設計を基に、施工会社と建築工事請負契約を結んで建てられる住宅の形態です。これに対して、建売住宅は土地と建物を不動産会社や開発業者から購入する形態で、土地と建物がセットになっています。
土地を購入して注文住宅を建てる場合、土地には建築条件の有無があります。建築条件のない土地では、自分の好きな施工会社に依頼できますが、条件が付いている場合は施工会社があらかじめ指定されています。一方、建売住宅は既に建物が完成していることが基本ですが、未完成の建物も選択できることがあります。
どちらも建築確認申請が完了し、建物が法律に適合していることが審査されているため、基本的には設計の変更は難しいです。
大阪市で注文住宅を購入するまでの流れ
構想
まず初めに、家を建てるにあたりどれくらいの予算を考慮するかを検討する必要があります。予算の設定方法として、賃貸住宅の家賃を参考にすると理解しやすいでしょう。また、貯金や親からのサポートなども確認して、家づくりに充てられる資金を計算してみましょう。
金融機関のウェブサイトなどで借入額のシミュレーションを行うこともできるため、それを参考にするのも一つの方法です。
同時に、具体的にどのような家を建てたいか、建設する場所や希望の間取りなども考慮することが大切です。モデルハウスの見学などで情報を収集しておくと、計画がスムーズに進むでしょう。
土地探し
土地を探す際には、不動産情報サイトなどを活用して土地価格の相場を確認しつつ、予算に合った理想の場所を見つけていきます。不動産会社に相談し、良い土地が見つかったら迅速に連絡を受けられるようにしておくと良いでしょう。
ハウスメーカーや土地探しをサポートしてくれる企業も存在し、そのサービスを利用することも一つの方法です。ハウスメーカーを通じて条件つきの土地が紹介されることもあり、土地の相談に関してはハウスメーカーに頼むこともおすすめです。
住宅会社探し
土地が確定したら、家を建ててくれる住宅会社を見つけることになります。全国展開しているハウスメーカーから地元の工務店、設計事務所まで、選択肢はさまざまです。建築プランの打ち合わせに十分な時間をかけるためにも、できるだけ早く住宅会社を選定することが重要です。
住宅会社の選定には、モデルハウスが参考になります。モデルハウスを見学する前に、事前に資料請求などを行うとスムーズです。ただし、見た目だけで建築会社を選定するのは避け、予算との調和を考慮しながら検討を進めましょう。
見積り
住宅会社の候補を複数まで絞り込んだら、間取りプランと見積もりを依頼します。事前に希望する間取りや設備をリストアップして伝えると、見積もりの作成が迅速に進むでしょう。
提示された見積もりには、諸経費がどの程度含まれているかなどを丁寧に確認しましょう。住宅会社によってはアフターサービスや保証制度に差があるため、これらを比較検討した上で最終的な決定をすることが重要です。
契約
注文住宅を建築する住宅会社が決まったら、住宅会社との工事請負契約が締結されます。工事請負契約後、追加費用が発生しないように、希望の仕様や設備が契約内容に適切に反映されているかを確認することが重要です。
同時に、建築費の最高10%を申込金(手付金)として支払う必要がある場合がありますので、キャンセル時の申込金(手付金)の取り扱いや対処方法についても、担当者に確認しておくことが望ましいです。
着工
プランが確定したら、いよいよ新築工事が始まります。工事着手前には、重機の通過や騒音の発生に配慮して、近隣住民に挨拶に行くことが一般的ですが、これは建築会社の現場監督に任せることもできます。
また、安全祈願として地鎮祭を行ったり、骨組み完成後に上棟式を行ったりすることもありますが、これらの催しは施主である家を建てる方の希望によって選択が可能です。
工事中は、建築現場が自宅から近ければ、定期的に状況を確認できますが、工事に支障をきたさないように注意が必要です。
完成・引き渡し
建物が完成(竣工)したら、市区町村の完了検査を受け、建築確認申請通りに適切に建設されているかを確認し、その後検査済証が発行されます。
建物の引き渡し前には、施主が立ち会って最終的なチェックが行われ、設備などに不具合や傷がないか確認されます。問題があれば修正が行われ、その後正式に引き渡しとなります。
大阪市は24の区から成り、水の都として知られ、豊かな自然や繁華なエリアがあります。人口は増加傾向で、特に都心の区で転入者が増え、生活しやすい街として注目されています。食文化も充実しており、たこ焼きやお好み焼きなどが名物です。エリアごとに異なる特徴があります。
注文住宅は建築主が希望に合わせてカスタマイズできる住宅で、フルオーダーとセミオーダーの2つのタイプがあります。建売住宅との違いもあり、注文住宅の選択肢や購入までの流れについても理解しておくと良いでしょう。
また、大阪市でおすすめの注文住宅会社はプラスCホームです。顧客のニーズに合わせて、さまざまなスタイルの住まいを実現してくれる魅力ある会社です。上記に当てはまる方は、一度プラスCホームに相談してみましょう。