【知らなきゃ損!】大阪で家を建てるなら北摂エリア!失敗しないエリア選びの秘訣
公開:2024.03.20 更新:2024.09.09安全な注文住宅を建てるためには、土地選びの際に周辺環境、災害リスク、高低差をチェックすることが重要です。周辺環境では、生活利便性や治安、騒音などを考慮し、通える施設や環境の良さを確認します。災害リスクは地震や洪水などを含み、地域によって異なります。国土交通省のハザードマップや不動産会社の情報を活用し、信頼できる不動産業者と相談することが重要です。
目次
大阪で人気の北摂とは?エリアの特徴
注文住宅を建てる際は、住まいの間取りだけでなく土地選びも重要です。大阪で人気のエリア「北摂」は、その住環境の良さから多くの人々に支持されています。北摂エリアとは、大阪の北部に位置し、淀川の北側に広がる地域を指します。
豊中市、吹田市、箕面市など、北摂7市と呼ばれるこれらの市は、単身者からファミリーまで幅広い層に人気があり、住みたい町ランキングでも常に上位にランクインしています。ここでは、北摂エリアの中でも特に人気の高い吹田市、箕面市、豊中市の特徴と、そのおすすめポイントをご紹介します。
吹田市
吹田市は、大阪府の北部に位置し、常に「住みたいエリア」の上位にランクインする人気の街です。大阪市内へのアクセスも非常に便利で、JR東海道本線を利用すれば、大阪駅まで乗り換えなしで約10分で到着できます。
市内には6つの商店街があり、物価が比較的安いことも吹田市の魅力の一つです。特に江坂駅周辺は、飲食店やショッピングモールなど生活に必要な施設が充実しており、非常に便利です。
また、治安が良く、子育てにも適した環境が整っている点も評価されています。さらに、北大阪急行の終点駅が箕面市まで延伸され、交通の便が一層向上しました。土地価格も安定しており、長期的に安心して暮らせるエリアです。
箕面市
箕面市は、大阪府の北西部に位置し、自然豊かな環境が魅力のエリアです。四方を山に囲まれており、四季折々の自然を楽しむことができる反面、標高が高いため、大阪市内に比べて平均気温がやや低めです。
この市の特徴として、地域ごとに異なる街の雰囲気があります。東部は国際色豊かなエリアで、西部はレトロモダンな雰囲気が漂っています。中部には大型商業施設があり、自然との調和が取れた地域です。そして北部は国際文化公園都市として開発されています。大阪市中心部へは電車や車で30分以内でアクセス可能なため、通勤にも便利です。
箕面市は「子育てしやすさ日本一」や「大阪で最も安全な街」を目指し、子育て支援や防犯対策が充実しています。防犯カメラの設置やパトロールが行われており、安心して子どもを育てる環境が整っています。大阪市内で働きながら、自然豊かな環境で子育てをしたい方におすすめのエリアです。
豊中市
豊中市は、大阪府の北部に位置し、大阪のベッドタウンとして発展してきた街です。交通網が非常に充実しており、北大阪急行・御堂筋線、阪急宝塚線、大阪モノレールが乗り入れているため、どこへ行くにも便利です。また、市内には生活に必要な施設が揃っており、大型商業施設も複数あるため、非常に利便性が高いエリアです。
豊中市の中心部は活気に満ちていますが、少し離れると閑静な住宅街が広がり、公園やスポーツ施設といったおでかけスポットも豊富です。治安が良く、子育て支援も充実していることから、ファミリー層にも非常に人気があります。ただし、市の西部には大阪国際空港があり、飛行機の音が気になる場合は、空港近くのエリアを避けて土地を選ぶことをおすすめします。
⼟地選びの際にチェックすべき項目
安全で家族が安心して生活できる注文住宅を建てるためには、土地選びをする際にチェックすべき項目があります。なかでも重要なのが、周辺環境、災害リスク、高低差の3つです。
周辺環境
周辺環境は、生活のしやすさを左右します。周辺環境で重要になるポイントは、世代やライフスタイルによって異なりますが、主に生活の利便性、治安、騒音、悪臭、大気汚染などです。
まずは、通える範囲にスーパー、市役所、病院、銀行、子どもがいる場合は学校や教育機関などがあるか確認します。治安、騒音、悪臭、大気汚染などは、曜日や時間帯によっても異なるため、土地選びをする際は曜日と時間を変えて慎重に調査することが大切です。
災害リスク
日本は地震大国で、雨が多く海に囲まれているため、洪水や津波などのリスクもあります。災害リスクの種類や程度は地域によって異なるため、事前にどのような災害リスクがあるか確認が必要です。
災害リスクは、国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」の「わがまちハザードマップ」が役立ちます。不動産会社でも、土地の災害リスクを説明してくれるので、信頼できる不動産業者に相談することも大切です。
⾼低差
高低差のある土地でも注文住宅を建築できますが、安定した基盤を確保するために、造成工事、擁壁工事、地盤改良工事などが必要となるのが通常です。
そのため、高低差のある土地は、注文住宅の建築費用が高くなる傾向があります。高低差のある土地でも、階段やフェンスを活用した高低差を生かす設計にすれば、建築費用を安く抑えることが可能です。
土地選びの注意点
土地は高額で簡単に買い替えができない上、予算があるため土地選びは簡単ではありません。それでも、土地選びの注意点を把握していれば、予算内で希望にあった土地を見つけやすくなります。土地選びの注意点は、次のふたつです。
土地選びで優先順位をつける
土地選びをする際には、いくつかの要素に優先順位をつけることが大切です。土地の広さや価格はもちろん、日当たりや立地条件も生活の質に大きく影響します。そのため、まずは自分や家族がどのような生活を送りたいのか、理想の住まいを明確にイメージしましょう。
例えば、駅に近い土地を選ぶと、地価が高くなり、購入できる土地が狭くなる可能性がありますが、商業施設が充実していて生活が便利になります。ただし、駅近では日当たりが悪くなる場合もあり、光熱費が高くなることや湿気やカビが発生しやすいといったデメリットも考えられます。
一方、駅から遠い土地では、地価が安く広い土地を確保しやすいですが、通勤や買い物の利便性に欠ける場合があります。しかし、広々とした住まいで静かに子育てができる点や、自然に囲まれた落ち着いた生活が楽しめるメリットがあります。
このように、土地選びでは「駅近で便利さを優先するのか」「広い土地で静かな生活を重視するのか」といった条件に優先順位をつけることが重要です。自分たちにとって最も重要な要素を明確にしておくことで、理想の住まいに近づく土地を選びやすくなります。
土地と建物の費用配分を考えておく
注文住宅を立てる際の土地選びでは、土地と建物の費用配分を考えておくことも大事です。その理由は、同じ予算でも費用分配の比率によって、完成する住まいが異なってくるからです。土地にお金をかけた場合と、建物にお金をかけた場合の違いは、次のとおりです。
土地にお金をかける
土地に多くの費用を割くと、広い土地を確保したり、利便性の高いエリアを選ぶことが可能です。特に、駅から離れた場所では、比較的広い土地を手に入れやすく、将来的な資産価値が高いことも期待できます。また、立地条件の良い土地は、将来売却する際に買い手が見つかりやすいというメリットもあります。
建物にお金をかける
一方、建物に重点を置いて費用をかけると、耐震性や断熱性といった機能性を向上させることができます。これにより、安全で光熱費のかからない住まいを実現することができます。また、設備のグレードを上げることで、デザイン性も高められ、理想的な住まいを追求することが可能です。
費用配分のバランス
土地と建物のどちらに重点を置くかは、家族のライフスタイルや将来の計画に合わせて決定することが大切です。例えば、広い土地でのびのびと生活したい場合や、資産価値を重視する場合は土地に費用をかけるべきでしょう。反対に、快適性や機能性を最優先する場合は、建物に投資する方が理にかなっています。
最適な配分を見つける
最終的には、土地と建物の費用配分をバランスよく考え、予算内で理想の住まいを実現するための最適な選択をすることが重要です。自分たちの希望やライフスタイルに合った配分を見つけることで、長期的に満足できる住まいを手に入れることができます。
大阪で人気の北摂エリアは、注文住宅を建てる際に多くの人々に選ばれるエリアです。吹田市、箕面市、豊中市といった地域は、それぞれに異なる魅力を持ち、アクセスの良さや自然環境、生活利便性などが評価されています。
土地選びにおいては、周辺環境や災害リスク、高低差などを慎重にチェックすることが重要です。また、土地と建物の費用配分を考慮することも欠かせません。土地に多くの費用をかけると、広い土地や将来の資産価値が得られますが、建物に費用をかけると機能性やデザイン性を向上させることができます。
どちらに重点を置くかは、家族のライフスタイルや将来の計画に基づいて決定することが重要です。最適なバランスを見つけることで、長期的に満足できる住まいを手に入れることが可能です。