大阪で省エネ住宅を建てるなら省エネルギー基準や種類を知っておこう
公開:2023.12.08 更新:2023.12.08
省エネ住宅は高い気密性と断熱性を有し、夏冷暖房のエネルギーを削減し、自然エネルギー源を活用する住宅形態です。高気密高断熱で快適な環境を提供し、日照を活用して照明の使用を減らし、太陽光発電と蓄電池で自家発電の電力を利用します。
これにより、通常のエネルギー源の使用を削減し、光熱費の節約とともに二酸化炭素の排出量を低減します。
目次
省エネ住宅とは?省エネルギー基準についても解説
省エネ住宅は、通常の住宅よりも消費エネルギーを抑えることができる住宅の形態です。高い気密性と断熱性を備えた素材や工法、工夫を活用し、夏や冬の冷暖房にかかるエネルギーを削減し、自然エネルギー源である太陽光や風、水を活用します。
例えば、高気密高断熱で冷暖房が最小限で快適な環境を提供し、十分な日照を確保し照明の利用を減らし、太陽光発電と蓄電池で自家発電の電力を利用できます。これにより、通常のエネルギー源である電気、ガス、灯油の使用が削減されます。
結果として光熱費の節約とともに二酸化炭素の排出量の低減が実現され、地球にやさしい住宅となります。
省エネルギー基準とは?
1980年に制定された省エネ法に基づく努力義務基準は、法改正を経て徐々に強化されています。この基準は、断熱性能や日射遮蔽性能などに関し、特定の基準値以上の省エネ性能を求めています。
2013年の改正では、建物の省エネ性能だけでなく、住宅全体のエネルギー消費にも基準が追加されました。気候条件に応じて全国を8つの地域に分け、各地域ごとに基準値が設けられています。
2020年には、新築住宅すべてが省エネ性能を備えることを努力義務とし、2030年には新築住宅の建築基準を「ネット・ゼロ・エネルギー住宅(ZEH)」とする目標が掲げられました。ZEH住宅は、太陽光発電などで生み出されるエネルギーと消費されるエネルギーが年間でほぼ相殺される住宅です。
なお、省エネ基準をクリアした住宅には「住宅省エネラベル」が表示されます。
省エネ住宅の種類とは?ZEHやLCCM住宅
ZEH住宅
ZEH住宅(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)は、家庭内でのエネルギー収支をゼロにできる住宅を指します。つまり、省エネと創エネによって年間の消費エネルギー量を事実上ゼロに抑えることが可能です。
ZEH住宅は、通常の省エネ基準よりも厳格な基準で建てられています。主に熱エネルギー、電気、ガスなどが使用され、外皮性能が高いため高い断熱効果が期待されます。これにより、暖房や冷房機器の使用を制限し、ガスや電気の使用量を大幅に削減できます。
さらに、太陽光発電やエコキュートの導入により、自家消費エネルギーや光熱費を効果的に削減できます。これらの特長により、ZEH住宅は光熱費の削減だけでなく、リスク軽減や快適な居住環境の提供にも寄与しています。
LCCM住宅
LCCM住宅(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス住宅)は、建築から解体までの二酸化炭素排出量を抑制する省エネ住宅です。国産の木材が主に使用されており、国産資材にこだわる方にも適しています。
各工程での二酸化炭素排出量の削減に焦点を当て、環境に優しい住宅として注目されています。
LCCM住宅のメリットとしては、優れた断熱効果や太陽光発電、家庭蓄電池による光熱費削減が挙げられます。ZEH住宅と同様に高い断熱性能と気密性能を有し、夏は涼しく、冬は暖かい快適な環境が提供されます。
また、住宅用太陽光発電の設置により、発電した電力を自家消費または売電収入として利用できます。高効率のエアコン、LED照明、燃料電池などの省エネ機器も導入できるのが特長です。
長期優良住宅
長期優良住宅は、国が定めた認定制度の要件を満たす住宅です。基準には耐震性、劣化対策、維持管理や更新のしやすさ、省エネルギー性などが含まれます。所轄行政庁への申請と認定を経て、「認定長期優良住宅」となり、減税や住宅ローン金利の引き下げなどの特典が享受できます。
2009年から始まったこの認定制度は、一般社団法人住宅性能評価・表示協会によると、年間約10万軒が認定されています。近年では、新築戸建住宅の約4戸に1戸が長期優良住宅の認定を受けていると報告されています。
低炭素住宅
低炭素住宅は、建物の中でCO2の排出を制限する取り組みが組み込まれた住宅です。通常の住宅に比べ、地球温暖化の原因であるCO2の排出を抑制できるため、環境に優しい住まいとされています。
社会経済活動に伴って発生するCO2の大半は、主に都市部で生成されています。この課題に対処するため、2012年12月には「都市の低炭素化の促進に関する法律(エコまち法)」が実施されました。この法律のもと、「低炭素建築物認定制度」が導入され、各都道府県などの所管行政機関が低炭素住宅の認定を行っています。
性能向上計画認定住宅
性能向上計画認定住宅は、卓越な省エネルギー性能を有し、高い断熱性や効率的な太陽光発電や蓄電池などの設備を備えた住宅であり、これらの基準を達成し法律に基づいて認定された住まいを指します。同時に、建築物の新築などエネルギー消費性能の向上を確実に実現するための適切な資金計画があることも、認定の一環とされています。
省エネ住宅は通常の住宅よりも消費エネルギーを削減する形態で、高い気密性や断熱性を備えた素材や工法を用い、夏冷暖房のエネルギーを削減し、自然エネルギーを活用します。
省エネ基準は1980年の省エネ法に基づく努力義務基準で、断熱性能や日射遮蔽性能などの基準を定め、2013年には住宅全体のエネルギー消費にも基準が加わりました。
ZEH住宅は年間の消費エネルギーをほぼゼロに抑える住宅で、高い断熱性や気密性を備え、太陽光発電やエコキュートなどの設備が効果的に導入されます。
LCCM住宅は木材を主に使用し、建築から解体までのCO2排出を抑制する省エネ住宅で、優れた断熱効果や太陽光発電などの設備が特長です。
長期優良住宅は国が定めた認定制度を満たす住宅で、耐震性や省エネルギー性などが基準に含まれ、認定を受けると減税や住宅ローン金利の優遇があります。
低炭素住宅はCO2排出を制限した住宅で、2012年のエコまち法に基づく「低炭素建築物認定制度」で認定されます。性能向上計画認定住宅は省エネ性能が優れ、新築などのエネルギー消費性能向上のための適切な資金計画も必要な住宅です。
